2007/03/26

小学六年の時、私に病魔が突然襲った

私が小学五年の時に担任して頂いた先生は、
教師一年目の園部仁朗先生でした。
凄く美男子で照れ屋の先生でした。
ある時「卓球を教えてやる」と声を掛けられたのがキッカケで
病み付きに成り、 見る見るうちに上達しました。
大人にも勝つようになり、
嬉しさも手伝って少しでも時間が有ると卓球ばかりしていました。
六年生の後半の時、相変わらず放課後卓球をしていたところ、
少し右足が痛くなり我慢をしながら続けていたら、
今度は風邪でも引いたような寒気が襲ってきたので、
足を引き摺る様にうちに帰り、
夕刻母に相談しましたが、
「使い過ぎだろう、明日には治るだろうから辛抱しろ」でした。
処が一向に痛みは取れず日増しに足が腫れてきたので病院に行ったところ
「此れは大変だ《骨髄炎》だ、場合によっては右足首から切断も辞さない」との診断で、
即入院でした。
先ず薬で治療していましたが、
一向に腫れが引かない状態の時見舞いに来て頂いたおばさんが
良い湿布方法を教えてくれました。
「里芋をおろし黒砂糖と混ぜガーゼにぬり患部を湿布すると良い」
との事で、 母が即やってくれたところ、
見る見る間に効果があり、約一ヶ月で退院できました。
後は自宅療養で良いとの事。
そうこうしている間に中学に入学し、春の運動会の事です。
クラスの中でマラソンに出る生徒が不足していたので先生から声が掛かり、
少し自身も有りましたので即OKしましたが、
退院して間のないのに駄目だと母は猛反対でした。
ですが「一旦了解したのに断ることは出来ない」と言い切り、
出場した結果優勝しました。
小学校時代に新聞配達してきたお蔭でした。
其れと足の切断の必要がなくラッキーでした。